教育改革問題


教育改革問題

今日の日本は道徳や社会規範の意識低下が深刻な問題になっている。平19(07)年1月8 日の読売新聞の朝刊によれば、ヤンキー先生として有名な教育再生会議担当室長の義家弘介氏(35歳)が「戦前の修身」を現代風にかえた「子供徳目」を義務教育に導入することを提唱している
ようだ。
36 年前(1971 年)私は神戸青年会議所に在籍しているときヤンキー先生と同じことを提唱したが、その当時誰一人賛同する人たちがいなかった。
最も私の力不足、資金不足によるところ大であったが、心ある人たちが賛同し協力してもらっていたら、今頃日本は公序良俗が守られた現代とは違う国になっていただろう。
36 年前私は次のように提唱した。
「戦後26 年経た今日教育制度の改革が必要になったと痛感している。戦後の教育はアメリカの制度の最も悪いところばかり取り入れた道徳不在教育の積み重ねであったと言える。民主主義を穿き違えた教育の結果、権利の主張のみに終始し、義務の遂行を忘れている教育が行われた。学校でも家庭でも人間としての生き方を教えず、ただ知識の詰め込みの教育の結果、巷に欠陥人間を造り出した。 教師は生徒に阿ね、親は子供に阿ね、教師としての権威を失ってしまった結果である。
道徳教育の必要性が焦眉の急となってきた。それには戦前戦中の修身よりももっと厳しい内容の道徳教育を小学校から教えるべきだ。
また秩序を保ち、規律を守り、社会に役立つ人間を育てるためには青年時代の一定期間、集団教育をする必要がある。現在の学校教育は真の集団教育とは言えない。次に健全な教育を阻害する悪の集団日教組を ・・・・・
聖職ということを忘れ、思想的に偏り、社会に貢献せず毒を撒き散らす連中には教育者としての資格がない。
この70 年代に第三の教育制度の改革を行うことを提唱したい。明日の社会を築く健全な若者を育てるために現行教育制度の改革をお互いに真剣に考えてみようではないか。」上記は日教組によるとんでもない教育を根本から是正して、まっとうな教育に戻すことを一日でも早くやらねば日本はむちゃくちゃになると恐れて提唱したものである。然し乍ら誰一人私に賛同する人はいなかった。
それ以来単に、警鐘を鳴らしたり、紙の上で提唱するだけでは意味がなく、実行のみが解決すると気付いてから今日まで私の目的を実現すべく努力してきたが、力不足、資金不足の連続で年月だけが経ち、年だけとり未だに実現していない。
平成13(01)年1 月11 日に設立を決心した(財)日本精神復活推進協会の設立も未だに実現していない。